一畳ちょっとの二人部屋

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創作や趣味のゲームの話

【TRPG】ロールプレイの方法は?コツってあるの?【初心者・苦手な人むけ】

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RPは苦手?やり方が分からない?How to ロールプレイ

 まず最初に、当記事において、ロールプレイ(RP)≡なりきり演技のみではありません。キャラクターの行動や思考、外から見た様子等を描写するすべての発言をまとめてRPとして扱います。
 
 卓の募集要項にRP重視と書かれている場合は=お芝居を作る演技力、熱いドラマを演出する台詞が求められるものが多いですが、それはRPというより演劇の領分なので、即興劇の方法論などを探すとよいでしょう。
 

 
 TRPGはその名の通りロールプレイをするゲームですが、ロールプレイと一口に言ってもやり方は様々です。
 以下の2つはいずれも「ロールプレイ」の範疇であり、ほぼすべての人がこれら2つを必要に応じて使い分けています。
 
『○○します』スタイル
 PCの行動について、おもにPLのメタ視点からシンプルに述べるスタイルです。キャラクターの仕草や口調を演じる「なりきり」が苦手な人は、「それを調べます」「あとで部屋に行く、ということを伝えます」「調べた内容を誰某と共有します」というふうに行動の内容を簡潔に伝えてみましょう。キャラクター同士会話をする時も、「こういう主旨のことを伝えます」と言えば必要な情報は伝わります。
 
 また、ボイスセッションにおいて異性のPCを演じてみたいがなりきり形式のロールプレイができない、という場合もこのスタイルが助けになるでしょう。
 
 さらにセッションの時間が押している場合、つまり巻き進行の時はこのスタイルのほうが時間を取りません。
 
なりきりスタイル
 キャラクターになりきった口調で台詞を喋り、時には一人称視点で行動を描写します。感情的に熱が入るシナリオの場合はこちらのほうが断然盛り上がります。
 最初は恥ずかしがったり緊張する人も多いですが、見ている側は大体何も気にしてないし、情報量が多いので細かいことも覚えていません。気楽にやってみましょう。
 
 重要なのはあなたのPCの性格を分かりやすく表現することです。最初は「ちょっと濃すぎるか?」と思うくらいでよいかもしれません。
 シナリオの本筋に関係のない部分で時間をとりすぎないこと、その他ロールプレイする上での配慮を忘れずに。
 

喋るだけがRPじゃない!上手いRPのポイント

 無口なキャラクター、内気なキャラクターなどをプレイしようとすると、どうしても台詞が言いにくくRPが少なくなってしまう。もしくは、そもそも格好いいセリフを思いつけないので喋れない……と悩むことはないでしょうか。
 
 ここで重要なのは、「セリフをしゃべるだけがRPではない」ということです。ルールブック*1にも、PCが内心どう思っているかを表現することが重要と書いてあります。つまり、内心(性格)やPCの様子が描写できてさえいれば、台詞にこだわる必要はありません。
例:
example

内心では気に入らないと思って」「むすっとしている

口ではなにも反応していないが、内心の動揺手が震えている

馴れ合わず探索したいので他の人が情報共有に気をとられているうちにさっさと出ていこうとする

 このように、

内心の動き

行動の意図

結果としての(他のPCから目に見える)行動

 特に内心の動き行動の意図を詳しく書くことで、他PLがあなたのキャラクターを把握しやすくなります。
 
 喋らないキャラクターは、そのままだと他キャラと喋ったり、喋った結果仲良くなり協力する、といったアクションが発生しにくいです。しかし上記のようなRPで考えていることや性格を分かりやすく示しておくと、他PLにキャラを把握してもらうことができ、向こうから絡んでもらいやすくなります。
 PC本人が何も言わずに悩んでいることをこのように描写しておくと他のPLから解決策を提示してもらえる場合もあるため、自PCのキャラクターを把握してもらうことは重要です。
 
 また今は無口なキャラクターを例に挙げましたが、じつは普通に喋るタイプのキャラクターでもこの技が使えます。台詞以外の描写も使えるようになるとキャラクター性の分かりやすさが段違いになるんです。
 
 初心者がひとまず目指すべき良いRPとは、自分のキャラクター性を他人に分かりやすく伝えることのできるRPです。熱いドラマの構築など、さらに進んだRPをやってみたくともまずこの基礎がないと始まりません。逆にこれが上手くできていると、ドラマが自然発生的に起こってくることさえあります。
 
 台詞だけにとらわれず、様々な方法でPCを表現してみましょう*2
 

キャラ設定の作り方とか掘り下げとか、どうしたらいいか分からない

 想像上のキャラクターをいちから作るという作業には、向き不向きや慣れの問題もあります。
 
 キャラクター作りを簡単にする方法として、映画や小説に出てくるようなある意味「典型的な」人物像を設定する人もいますし、もっとピンポイントに特定のキャラクターをモデルにしたPCを作る場合もあります*3
 
 もしそのようなモデル方式を使いたくないのであれば、
 
1.キャラクターとして使ってみたい性格、癖、好みなどをいくつか書き出す。好きなキャラクターを分解してみてもいいし、ランダムに思いついたものを書きなぐってもよい。
(例:ぶっきらぼう、実は友情に篤い、ホラー映画は苦手、人懐っこい、激辛カレーが好き、虫が嫌い、験担ぎのお守りをいつも持っている、口癖は「不思議なものなんてこの世にはないよ」……)
 
2.その中から長所をひとつ、短所をひとつ、分かりやすい特徴をひとつかふたつ選ぶ。
(例:人懐っこい、ホラー映画は苦手、口癖は「不思議なものなんてこの世にはないよ」)。
 ポイントは、まず他人と絡んだり突っ込んでもらったりする余地のある組み合わせにすること。完璧超人であったり、一人で暴走するようなタイプは扱いにくい。また、要素はあまり盛りすぎないほうが使いやすい。他の要素はまた別のキャラクターを作る時の楽しみにとっておいて、シンプルなイメージから性格を作る。
 
 といった方法もあります。こうして作った性格と、ダイスで決めた能力値、職業、その他背景設定を組み合わせてなぜそのような能力値/技能値になったのか?どういう人生を生きてきたのか?を考えてみると普通に遊ぶには十分な密度の設定になります。
 
 掘り下げにおけるポイントはこの「なぜ」で、今キャラクターについている設定や能力値がなぜそうなっているのか、どんな経緯でそうなったのかを自分なりに考えて埋めていく、という作業がキャラクターの掘り下げになります。
 
 さらに言えば、キャラクターは最初からそう完璧に作りこまなくても大丈夫です。
 システム上求められる最低限の設定だけ作っておき、あとはシナリオで提示された状況に対して「彼(女)はこう行動させることにしよう、ということは多分こういう性格で今こういうことを考えてるんだろうな」とセッション中の行動から逆算してキャラクターの背景を固めていくプレイヤーも多くいます。
 

ロールプレイのマナー

確定ロール

 ロールプレイングをするにあたってよく挙げられる、気を付けるべきマナーのひとつに『確定ロール』というものがあります。
 例えば、
 
「○○と一緒に△△を調べます」
「○○を撫でます」
 
 といったロールプレイをしたとしましょう。この時、○○が他のことをしようと思っていた場合、またはあなたに撫でられたくなかった場合、相手の意思とこちらの行動が齟齬を起こすことになります。慣れた人ならば「その前に□□を確認します」「避けます」などとうまく対応できますが、そうでない場合、最悪喧嘩になります。(もちろん、気心の知れた人同士がふざけてやるのは別です。対人ゲームですから、そこはお互いの関係性次第です)
 
 誰か他のPCを対象にとって行動宣言する場合、相手の行動や、自分の行動が相手にもたらす結果を勝手に決定しないようにしましょう。さきほどの例であれば、
 
「一緒に△△を調べようと○○に提案します
「○○を撫でようとします
 
などであればOKです。
 
 KPも、「これは確定ロールではないか?そのまま通すと問題があるのではないか?」と感じた場合は一度止めて相手方のPCに「……ということだけど、そのアクションを受け入れる?」と聞いたほうがよいかもしれません。
 押しの弱いPLは「うーん……」と思っても表立っては何も言えないということがよくありますし、PLの行動宣言に対してKPが何も言わないならばその行動はそのまま通るものと思っている人もたまにいます。
 
 より詳しく知りたい場合は「確定ロール」で調べてみてください。その他、ロールプレイをする上でのマナーはPBW、PBC(という種類のゲームジャンル)などの有志のマナー講座が詳しいです。気になる方はこれらの単語+ロールプレイなどを組み合わせてみるとさらに色々読むことができます。
 
 また、「"優しげに"笑います」「"相手を圧倒する"ような態度をとります」といった、自分の行動の印象を決定する発言もそのまま通るとは限りません(自分のPCがそのつもりでやっている、ということならよいだろうと思います)。自分の行動を決めることはできても相手がそれをどう受け取るか、他人の内心まで決めることはできないということです。
 
人狼RP村の解説で分かりやすいものを見つけたので参考に:https://www24.atwiki.jp/rp_style/pages/45.html
 
 他、”My guy" syndromeというちょっとしたRP上のマナー問題について別記事があります。こちらはどちらかというと経験者向けの記事なので、もし興味があればどうぞ。

 

  初心者向け部分ここまで。

▶関連記事

初心者ガイドまとめページで他のプレイガイドを読む


 
 
 ここからは初心者向けのハウツー記事としては余談なので、興味のある方だけご覧ください。

 

CoCにおけるRPの話

 ロールプレイ(大抵はなりきり演技の文脈で)の是非が取りざたされる際「そもそもロールプレイとは……」の定義論に突入していくことも多いのですが、各システムのルールブックを読めば「このシステムにおけるRPはこういうもの」と書いてあることもあります。
 とりあえずCoCについては「ロールプレイとはどのようにすることなのか」「ゲームにおけるロールプレイの位置づけ」「どんなロールプレイがよいロールプレイなのか」「ロールプレイの楽しみ方」くらいまではルールブックに出てくるので、読んでみることにしましょう。
 

クトゥルフ神話TRPGにおける『ロールプレイ』とはどのように定義されているか?

※引用内の……は中略もしくは後略

『自分が引き受けている人物としてしゃべり、その人物を演じる』p.29
「なりきり」は『ロールプレイ』に含まれる
 
『ロールプレイすることによってさらに面白くなる。例えば……やるべきことなのかどうか。……探索者のパーソナリティに沿った行動をとらなければならない』p.30
→探索者の「行動」も『ロールプレイ』に含まれている
 
『一度に1人以上の探索者をロールプレイするのを好まないプレイヤーもいるが、……』p.33
→その他p.42や59など、「なりきり」あるいは「アビリティ・プレイ」どちらかのみのような狭い意味ではなく、単に「そのキャラクターを使って遊ぶ」くらいの包括的な意味合いがあるとみるべきでしょう。
 

『魔術や武器がどんどん強力なものになっていけば、ロールプレイングのチャンスが少なくなるということである。……効力が大きければ大きいほど、……プレイへの普通の挑戦の機会が少なくなっていく』p.152

『探索者が格好良く劇的なプレイをしたら、……成功を収めたということである。本当の失敗とは、悪いロールプレイだったということ』p.30
『ロールプレイ』の同意語として『プレイ』が使われている箇所が複数ある。なのでロールはこういう意味で、プレイはこういう意味なので~と単語を分解して意味を考える作業はCoCルールブックにおける『ロールプレイ』の語義を考える上ではあまり意味がないのではないかと思います。
 

CoCを遊ぶにあたって結局『ロールプレイ』ってどういう位置づけで取り込めばいいの?

 p.92~94「狂気をプレイする」、p.96~「プレイの例」等、ロールプレイに関わる記述は多くのページに散らばっているので、そちらも参照の上……
 
 総論としてはp.30にまとまっており、
『"クトゥルフ神話TRPG"はロールプレイすることによってさらに面白くなる』
『ロールプレイの本当の面白さは、プレイヤーによるロールプレイの工夫を感じ合うところにある』
『ゲームのポイントは使命を達成することではなく、あくまでもロールプレイにあるのである』以上全てp.30
 ゲームを楽しむポイントはロールプレイにあり、複数人で遊ぶことでその醍醐味を味わうことができる。複数人の間でロールプレイの相互作用を生み出すためには自分の探索者の人柄を分かりやすく伝える必要があり、メタ描写にしてもなりきりにしても「分かりやすさ」を旨として表現するとよい。という理解をしています。個人的には。
 

RPはどう練習すればいい?

 セッションが始まる前にロールプレイを練習しておきたいがどうすればいいか分からない*4、そんな場合はKPレスシナリオを活用してみましょう。ゲームブックで遊んだことのある方には馴染みのある形式かもしれません。
 その名の通り一人で遊べるシナリオで、書いてある通りにダイスを振り、成功すればこのページ、失敗すればこのページ……というように選択肢の出るアドベンチャーゲーム的な進行でゲームを遊ぶことができます。
 
 7版で英語が読めるのであれば、ケイオシアム公式から"Alone Against The Flames" というシナリオを無料ダウンロードすることができます(無料PDFはページ下部の"Free PDF download"からどうぞ)。
 日本語で探す場合は「KPレス」で検索するとよいでしょう。
 
 練習なので、増減したSAN値や後遺症、死亡などを反映する必要はありません(ただし成長もありません)。*5
 
 ココフォリアなどで自分一人の部屋を作る(テキストの場合)か喋れる環境(ボイスの場合)を用意し、シナリオの各シーンで「このような状況でPCはどの選択肢を選ぶか?」「どのように考え、どう行動するか?またそれをどう表現するか?」「シナリオを進行させつつキャラクター性を分かりやすく表現できる言動はどんなものか?」を考えながら、実際にプレイするときのようにロールプレイの文面を入力したりしゃべったりしてみます。
 
 一番重要なのは最後の「シナリオを進行させつつキャラクターの性格を分かりやすく表現できる言動はどんなものか?」です。
 キャラクターの性格を表現するためといって、シナリオと関係のない行動ばかりとっていてはいざ遊ぶ時にKPも困ります。実際は導入部やキャラクター同士のやりとりのノリで本筋の進行に関係のないシーンが発生することもありますが、これは「本筋を進行させる」ということを考える必要がないので楽ですし練習の必要はありません。
 せっかく真面目に練習するのであればセッションの本分である「シナリオに必要な行動を進めながら同時にそのPCがどんな人物なのかを表現する」ことにチャレンジしてみましょう。
 
 キャラクター性というのは狭義の性格のみにとどまりません。そのキャラクターの職業や所持技能ならではの行動があるのではないでしょうか?同様に、今いる社会環境や過去の経歴、年齢や性別に左右される(あるいは左右されない)、そのPCならではの言動を分かりやすく表現できる方法があるはずです。
 
 練習なので一か所で色々なロールプレイのパターンを考えてみたり、最後までやったシナリオにまた挑戦してみてもいいでしょう。なおセッションで全ての発言においてRPを練っている時間はそうそうないので、実際に遊ぶときに練習で考えておいた内容が反映できなくても気にすることはありません。そのPCに慣れるにつれ自然と練習の内容が反映できるようになってきます。
 
 ちなみに、練習に付き合ってくれる友人がいるのであれば適当なシナリオのKPを頼んでもよいと思います。
 あくまですぐに一人でも練習したいという場合はKPレスというだけで、KPがいないぶん様々な制約があります(やりたい行動に応じて柔軟にシナリオを進めてもらうことができない、他PCNPCと絡んでのRPの練習はできない等)。
 
 

RPとはなにか、いいRP悪いRPとはなにか

RPとはなにか──既存の議論について

 決まった定義はないようです。自分の調べた範囲で目についた各種定義についてはこの記事の最後にメモ書きしました。

個人的なRP良し悪し論

 PCについて描写するすべての発言を包括的に「RP」とした上で、RPの良し悪しをみるにあたり3つの判断軸があると考えます。
 
 RPの持つ属性の3軸
  • メタ⇔なりきり
  • 進行に関係ある⇔ない
  • 本人の性格に関する情報量(キャラクター表現)ある⇔ない
 
メタ⇔なりきり軸
 普段はどちらでもよいと思います。完全にどちらかのみに振ってしまう遊び方でもあまり問題はないでしょう(自分と同じスタイルを他人に強制しない限り)。
 
 ただし対人関係の判定が絡む会話にはなりきり台詞を求められる場合があります。
 説得のキーとなる情報を取得し・判別して説得内容に入れられているかどうかや、その場にふさわしい言動が分かっているかどうかが判定の対象とされることがあるのです。そのような場合にはうまい台詞を言えるにこしたことはありません。
 
 また、キャラクター性を表現するにはどちらかというとなりきりのほうが有利な場面が多いです(台詞のトーン、口調、言い回しなどで性格を表現しやすいため)。ただ本当に「どちらかというと」程度ですし、メタ的説明RPにも、PLの発言主旨が伝わりやすい・進行がしやすいというメリットがあるので好みあるいは場面によって使い分けられればよいと思います(大多数の人はそうしているでしょう)。
 
進行関係あるなし軸
 まずあったほうがいいのは大前提です。ただ導入などは特に進められるようなストーリーが始まっておらず、状況に沿ってそれっぽいキャラクターの性格表現をしてほしい(セッションが始まってから行われる自己紹介タイムのようなもの)、周りのPCと交流してまとめて導入するとっかかりを作ってほしいといった意図の場面だったりするのでそもそも進行させようがないことがあります。そのような場合はとくに気にせず遊ぶ方が正解です。KPにシーン意図を聞けば答えてもらえることのほうが多いと思います。
 
 稀に序盤のなにも変事が起こっていない状況で探索を始めなくてはいけないものもありますが、「(探索の動機づけがなにもない時点で)必要な探索を行わなかったので不利益が発生した」などと言われたら怒ってよいです。
 
 進行に一切関係なくセッションの流れを滞らせるようなものは基本的にはNOです。ただ茶番の是非というものは本当に流れ次第なので、場の雰囲気を読んでやるか、KPに「今って茶番していい時間?」と聞けるようになったほうがよいでしょう。
 
性格に関する情報量軸
 『あいつならこうするよ』と言われるくらいの適度な表現があるとよいでしょう。情報過多かな?と思っても、セッションの進行を阻害しない限りはさほど問題にはなりません。逆に少なすぎると他PCと絡む機会を失う可能性があります。
 個人的には他人から自PCの性格について言及があるかどうかでうまく伝わっているかを判断しています(そして私はキャラクター表現が非常に薄いので言及されることは稀です。正直苦手です)。
 
 他PLに自PCの性格を知ってもらうことの重要性はすでに述べてきたので繰り返しませんが、とにかく「上手い」と思う人はこの軸もバランスよく取り入れられている印象があります。
 なんといっても、よいキャラクター表現は他人を楽しませることができるので。
▶関連記事

  →初心者ガイドまとめページで他のプレイガイドを読む

補遺

 ロールプレイ、キャラクタープレイ等の用語それぞれの定義と分類についてひととおりのバリエーションをメモしたもの。
 メモなのでまとまってはないです。書き抜きのみ。
 ネット資料のみですが、書籍で見たもので以下の分類の範囲を出るものはなかった(あるいはこれらをすべて含むような包括的な意味で使われていた)ので引用・確認しやすいこちらを貼っておくということで。
 
・ロールプレイが包括的な言葉(アビリティ・~とかキャラクター・~とかの上位分類)として使われており、下位分類としてアビリティ・プレイ(PCの能力的な個性に重点を置く遊び方、ウォー・ゲームに近い)、キャラクター・プレイ(人格部分の個性を演じる)をおくもの
RPGにおいて、プレイすべきロールとは何か Date:1999/10/26(火) 10:21
『PCの人格をプレイするのが、キャラクター・プレイである。例えば、乱暴だとか、臆病だとか、そういったPCごとの個性を出そうというのだ。
 両者は、共にロールプレイの一環なのだから、両方とも損なってはならないのだ。
 
 それに考えてもみよ。戦いが嫌いで逃げ回るようなキャラクターが、戦士になろうと考えるだろうか。あるアビリティを持ったキャラクターをプレイするということは、そのキャラクターがそのアビリティを望んで得た、もしくは望まなかったにせよ受け入れたことを表している。つまり、アビリティ・プレイもキャラクターの個性の表現の一部なのだから、それを無視するということは、結局そのプレイヤーはキャラクター・プレイを行っていないのだ。
 
 自分のキャラクターは嫌々戦士にさせられたのだから逃げて当然と主張する人は、一つ大きな見落としをしているのだ。なぜなら、例えばそのキャラクターが剣技を身につけているとしたら、嫌々かもしれないが、そのキャラクターは剣をふるったことがあるはずなのだ。ということは、何らかの状況になれば、そのキャラクターは嫌々剣をふるうはずである。それを無視して、いかなる状況でも剣をふるわないのだとしたら、それはそれでキャラクターの人格を無視しているのだ。』
 
初心者のためのRPG入門
『キャラクタープレイ -あるいは傷つきやすい人々-』
『キャラクタープレイのすゝめ』
 
ちょっと主旨から外れますが馬場講座を初めて読む人向けに
TRPG】馬場講座の功罪
クトゥルフ神話TRPG】ロールプレイについて
 
 
・茶番=キャラプレイという認識のもの
キャラプレイは必要です。 2014年 08月 27日
『 キャラプレイとは何かを先に定義しよう。
 シナリオ進行に直接は関係なかったり、進行を含むがそれが主体ではない行動をさす。
 TRPG動画ではおなじみの茶番と呼ばれるもの全般である。』

 

・ロールプレイをなりきりもそうでないものも全般的に含めて使っているもの
ロールプレイが苦手な方のためのアドバイス
 
・ロールプレイ⊃キャラクタープレイ、
なりきり自体に夢中になって事件の解決などシナリオの目的と相反するようなロールプレイがキャラクタープレイと呼ばれている、という認識のもの
ロールとキャラクターはいかにして対立を乗り越えるのか
『こうしたキャラクター演技は、(ロールを忘れた演技という意味で)自己目的化した“キャラクタープレイ”として批判されてきました。』
 
・「キャラクターの人格、思考とそれに基づく行動をロールプレイすること」をキャラクタープレイと呼んでいるもの
ただしこの記事は直後に「プレイヤーがキャラクターの会話の内容や行動を宣言する際に実際にキャラクターがしゃべっているかのような演技によって行うプレイスタイル」と定義しなおしている。つまりなりきり=キャラクター・プレイ。
 
 
・RP=なりきり、あるいは推理(※人狼のため)に関係のないなりきりとして定義するもの
『それ以前にこのゲームは対話型(テーブル・トークRPG=「ルールの整備された『ごっこ遊び』」の一種ですから、そちらの定義に従って「キャラクター(ペルソナ)になりきる」ことを指してRPと言う場合の方が多いようです。つまり、即興の「お芝居」のことです。
このセクションでの「RP」は後者の意味としてとらえています。
狭義の「RP」=推理に関係しない芝居
すべての発言はRPであると言えます。
(中略)
その間は好むと好まざるとに関わらず、たとえ中の人の素の喋りであろうと、事実の整理であろうと暴言であろうとメタ発言であろうと、議事録に書き込まれた段階で他の人には「キャラクター(ペルソナ)の台詞として」=「RPとして」読まれます。
本来的な意味でRPせずにゲームに参加することは不可能です。』
 
・なりきりをキャラクタープレイ、上記アビリティ・プレイにあたるものをロールプレイと呼んでいるもの
02.キャラクタープレイ〜無意味な、あるいは有害な議論
2010/1/14 2012/3/24
『そもそも、「キャラクタープレイ」に関しては、本来的にはバランスの問題なのだ。
 なさ過ぎるとシミュレーション、あり過ぎると演劇、というバランスの中で、』
『「ロールプレイ(役割を演じる)」的にも、「キャラクタープレイ(人格を演じる)」的にも』
 
 アビリティ・プレイとなりきりは極端なものだと排反事象として扱っていますが、複合要因であったり、ある一つの発言を解釈するうえでのレイヤーとして扱っていたり、「ロールプレイ」のみならずその関連タームまでも意味用法の揺れが起こっているのが見てとれます。正直本当に「共通見解がないんだなあ」以上の印象がないです。あんまり定義論で喧嘩しないようにしましょう。

*1:CoC

*2:CoCのルールブックがあれば、6版p.96~もしくは7版p.11~およびクイックスタート掲載のプレイの例を見てください。台詞によるなりきり、行動のメタ描写、内心の動きの説明など、すべてのタイプのロールプレイを見ることができます

*3:見た目も性格もある特定のキャラクターをなぞって作るタイプのPCは卓により断られる場合があります。必ず事前にGMに問い合わせましょう

*4:とはいえ、本当に初心者ならば一人で練習する前に実際に遊んでみないと感覚をつかみづらいと思うので初心者向けセクションからはあえて外してここに置いてあります

*5:私見ですが変則的でゲームバランスが危ういものも多いので、結果を反映したい場合はある程度数を見て中身に嗅覚がきくようになってからいつ死んでも大丈夫なPCで挑むのがよいと思います