一畳ちょっとの二人部屋

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【クトゥルフ神話TRPG】ルールブックに載っていない武器の技能値を決める方法(6版)

B!
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 即席でそのあたりの日用品などを武器として使う際、何の技能で判定してもらえばいいの!?と悩んだことのあるKP向けの記事。
 
 ただ同じ武器、あるいは同じ名前の技能でもサプリによってデータが違うことがあるので、あくまで筆者が見たことのあるデータから導き出したおおざっぱな分類ということでご了承ください。
 最終的にはルールブックや採用しているサプリを元に、KP裁量で決めてしまって大丈夫です。
 
 これはKP向けの記事なので、PC作成にあたって特殊な武器技能をとりたいというPLさんは必ずKPに相談してください。
 

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①こぶしを使うもの

 基本的に、①刃がなく②手の中に握りこんで使えるサイズ(スタンガン*1程度まで)のものには<こぶし>が使われることが多いです。
 石などの固いもの・重量のあるもので殴る場合は1程度の固定値がつきます(メリケンサックのような装着型の武器でも同様)。手に握れる程度のサイズである以上それよりダメージが増えることは稀なようです。
 
 手からはみ出るサイズ(だが棍棒というには短すぎる)となると<こぶし/小さな棍棒>のようにどちらで判定してもよい、という扱いになっていることもあり、その場合は1D◯の◯が<こぶし>の基本ダメージより多少大きかったりします。机上の大きい文鎮で殴るぜ!という場合などこれに当てはまるかもしれません。
 
 

棍棒を使うもの

 刃のない物体は①のように<こぶし>で使うもの、<投擲><鞭>のような特殊な使用法のものを除くと基本的には<大きい棍棒><小さい棍棒>を使用します。
 
 物体を振り回してその遠心力や重量で殴るようなものは大抵棍棒だと思ってよいでしょう。
 両手で使うサイズ/重量のものは<大きい棍棒>片手で使えるものは<小さい棍棒>という判定のことが多いです。
 
 あるいは<ブラックジャック>のように敵に当てるのが容易なものであると思うならば<ブラックジャック>と同様の初期値を使ってもよいでしょう。
 
 

③刀剣技能を使うもの

 刃があったり、物体を貫けるほど鋭いものは各種刀剣や槍、斧技能のうち近いものと同じ初期値を使います。
 武器の特性としては、
①サイズ及び重量はどの程度か?②片手で使うのか?両手で使うのか?③刺して使うのか?斬って使うのか?④柄や刃の形状は?
 あたりを考慮するとよいでしょう。
 
 ただ刃のある武器=刀剣、槍類とくくってしまうのもちょっと雑で、例えば1920ICの鎌類などは<大きい棍棒>になっています。
 形状としては斧に近いようにも見えますが斧のように重量で叩ききるという使い方ではありませんし、かといって刀剣や槍のような使い方でもない→とりあえず振り回して当たればOKなので棍棒、という感じなのかもしれません。
 武器は殺傷に至るメカニズムにかなりバリエーションがあるので、変わった武器が使われる可能性がある場合は事前に考えておく(か、悩んだら大雑把に汎用的な技能を使うことにする)とよいでしょう。
 

 

 

④投擲

 普段は手に持って使う物体であっても、投げて当てる場合の判定には<投擲>を使用します。
 
 

⑤鞭など

 単に手に持って使うのとは明確に違う技術を要求される武器がいくつかあり、鞭もそのひとつです。
 どうしても棍棒、刀剣といった上記の分類にはおさまりきらない、と思った場合は特殊な用法の武器ということで鞭と同程度の初期値を採用するとよいかもしれません(鞭の技能値についてはルールブックを参照)。
 
 

⑥電気修理、化学など

 爆発物など、自分の身体的能力に依存しない攻撃手段で、なおかつ安全に扱うのに専門知識が必要な場合は各種専門知識で判定することになります。
 p.71などからも分かるようにこれは設置型の場合で、敵に投げつけて使ったりするならば<投擲>等の判定を使うことになるでしょう。
 
 

⑦DEX

 ルールブックのp.70にもDEXを用いる武器が載っていますが、このように自分の身体的能力に依存せず、電気や化学物質等を扱うほどの専門知識も必要ないがとにかくそれを『うまく扱えたかどうか』の判定が必要な場合の最終手段にはDEXを使います。
 
 あるいは貫通のある武器をあらかじめ板などに押し当てた状態で力を加えて穴をあけられたか判定する、というような状況であれば、その武器自体を扱う技能は必要ありませんから筋力ということでSTRを使ったり、どれだけの体重をかけられたかということでSIZを使ったりするような状況もあるかもしれません。
 
 このように使い方次第で判定の変わるちょっと難しいアイテムというのはちょくちょく存在しますが、自分が見たことのある中でも頻出かつ判定のバリエーションが多いように思うのは松明です。こぶし、DEX、棍棒(サイズに応じて大きいのも小さいのも)、棍棒を使う場合は(火をつけにいくというより殴るので)火傷ダメージはなしとしたり、また火がつくかどうかを別途幸運で判定したりと様々な裁定があります。殴りたいのか、単に火が相手に燃え移ればよいのかなどPLの意図に応じて判定を考える準備が必要なようです。
 
 
 

具体的な武器・技能データの掲載されているサプリメント

 特徴的な時代や地域を扱ったサプリメントには技能や武器の追加データがちょぼちょぼ載っていることが多いのでこれ以外にも色々とあるのですが、追加の武器データなんかを見たい場合に基本的なサプリメントを紹介。
 

クトゥルフ2010, 2015

 武器のみならず技能、職業など現代日本向けのデータが全体的に充実したサプリです。詳しくはリンク先の商品説明やレビューを参照してください。
ただ、紹介記事などで言及されている『日用品の武器データ』は下で紹介する1920ICに同じものがある(というか多分こっちが元ネタ)のでそこが気になっている場合1920ICを買う方が圧倒的に安いです(このデータだけを目的に2010を買う人はあまりいないとは思いますが)。
 
 

1920IC(1920s Investigator's companion)

 その名の通り1920年アメリカを遊ぶためのサプリメントで、火器が中心ですが海上で使える武器や工具箱の中身を使う場合の技能やダメージなど様々な武器データが充実しています。

 内容や入手方法についての詳しい紹介記事はこちら↓

 

*1:目にしたことのある中で一番大きいのがスタンガン程度のサイズ感のものだったというだけで、どこかに明確な基準が記載されているわけではないです