【TRPG】ロールプレイの方法は?コツってあるの?【初心者・苦手な人むけ】
RPは苦手?やり方が分からない?How to ロールプレイ
- キャラクターのロールプレイは、なりきりでも、客観的な描写でも、その二つの組み合わせでも、好きなやりかたを使ってよい
喋るだけがRPじゃない!上手いRPのポイント
「内心では気に入らないと思って」「むすっとしている」
「口ではなにも反応していないが、内心の動揺で手が震えている」
「馴れ合わず探索したいので他の人が情報共有に気をとられているうちにさっさと出ていこうとする」
・内心の動き
・行動の意図
・結果としての(他のPCから目に見える)行動
- RPのときは、内心の動き・ 行動の意図・ 実際の行動の3点を意識して、キャラクターをわかりやすく描写してみよう
キャラ設定の作り方とか掘り下げとか、どうしたらいいか分からない
- キャラクターの掘り下げとは、職業、能力値、技能、バックストーリー、行動がなぜそうなったのかを考え、これらの断片的な情報をつなげるストーリーを作り出していく作業のことだ
ロールプレイのマナー
確定ロール
CoCにおけるRPの話
クトゥルフ神話TRPGにおける『ロールプレイ』とはどのように定義されているか?
※引用内の……は中略もしくは後略
『自分が引き受けている人物としてしゃべり、その人物を演じる』p.29
『ロールプレイすることによってさらに面白くなる。例えば……やるべきことなのかどうか。……探索者のパーソナリティに沿った行動をとらなければならない』p.30
『一度に1人以上の探索者をロールプレイするのを好まないプレイヤーもいるが、……』p.33
『魔術や武器がどんどん強力なものになっていけば、ロールプレイングのチャンスが少なくなるということである。……効力が大きければ大きいほど、……プレイへの普通の挑戦の機会が少なくなっていく』p.152
『探索者が格好良く劇的なプレイをしたら、……成功を収めたということである。本当の失敗とは、悪いロールプレイだったということ』p.30
CoCを遊ぶにあたって結局『ロールプレイ』ってどういう位置づけで取り込めばいいの?
『"クトゥルフ神話TRPG"はロールプレイすることによってさらに面白くなる』『ロールプレイの本当の面白さは、プレイヤーによるロールプレイの工夫を感じ合うところにある』『ゲームのポイントは使命を達成することではなく、あくまでもロールプレイにあるのである』以上全てp.30
RPはどう練習すればいい?
RPとはなにか、いいRP悪いRPとはなにか
RPとはなにか──既存の議論について
個人的なRP良し悪し論
- メタ⇔なりきり
- 進行に関係ある⇔ない
- 本人の性格に関する情報量(キャラクター表現)ある⇔ない
→初心者ガイドまとめページで他の攻略情報をまとめて読む
補遺
『PCの人格をプレイするのが、キャラクター・プレイである。例えば、乱暴だとか、臆病だとか、そういったPCごとの個性を出そうというのだ。両者は、共にロールプレイの一環なのだから、両方とも損なってはならないのだ。それに考えてもみよ。戦いが嫌いで逃げ回るようなキャラクターが、戦士になろうと考えるだろうか。あるアビリティを持ったキャラクターをプレイするということは、そのキャラクターがそのアビリティを望んで得た、もしくは望まなかったにせよ受け入れたことを表している。つまり、アビリティ・プレイもキャラクターの個性の表現の一部なのだから、それを無視するということは、結局そのプレイヤーはキャラクター・プレイを行っていないのだ。
『 キャラプレイとは何かを先に定義しよう。シナリオ進行に直接は関係なかったり、進行を含むがそれが主体ではない行動をさす。TRPG動画ではおなじみの茶番と呼ばれるもの全般である。』
『それ以前にこのゲームは対話型(テーブル・トーク)RPG=「ルールの整備された『ごっこ遊び』」の一種ですから、そちらの定義に従って「キャラクター(ペルソナ)になりきる」ことを指してRPと言う場合の方が多いようです。つまり、即興の「お芝居」のことです。このセクションでの「RP」は後者の意味としてとらえています。狭義の「RP」=推理に関係しない芝居すべての発言はRPであると言えます。(中略)その間は好むと好まざるとに関わらず、たとえ中の人の素の喋りであろうと、事実の整理であろうと暴言であろうとメタ発言であろうと、議事録に書き込まれた段階で他の人には「キャラクター(ペルソナ)の台詞として」=「RPとして」読まれます。本来的な意味でRPせずにゲームに参加することは不可能です。』
『そもそも、「キャラクタープレイ」に関しては、本来的にはバランスの問題なのだ。なさ過ぎるとシミュレーション、あり過ぎると演劇、というバランスの中で、』
『「ロールプレイ(役割を演じる)」的にも、「キャラクタープレイ(人格を演じる)」的にも』
*1:CoC
*2:CoCのルールブックがあれば、6版p.96~もしくは7版p.11~およびクイックスタート掲載のプレイの例を見てください。台詞によるなりきり、行動のメタ描写、内心の動きの説明など、すべてのタイプのロールプレイを見ることができます
*3:見た目も性格もある特定のキャラクターをなぞって作るタイプのPCは卓により断られる場合があります。必ず事前にGMに問い合わせましょう
*4:とはいえ、本当に初心者ならば一人で練習する前に実際に遊んでみないと感覚をつかみづらいと思うので初心者向けセクションからはあえて外してここに置いてあります
*5:私見ですが変則的でゲームバランスが危ういものも多いので、結果を反映したい場合はある程度数を見て中身に嗅覚がきくようになってからいつ死んでも大丈夫なPCで挑むのがよいと思います
【クトゥルフ神話TRPG】これだけできれば大丈夫、初心者プレイヤーの遊び方基本のキ
クトゥルフ神話TRPGを始めたてで、何をすればいいのか、何ができていればいいのかも分からない……。そんなあなた向けに、とりあえずこれだけ意識できていれば大丈夫!という基本の遊び方をまとめました。
ルールを確認しよう
- ルールブックを読んだ?
→p.28~114(6版の場合)、p.10~17,28~177(7版の場合)
KPの裁定を聞こう
CoCに限らず、TRPGはGM(CoCではKP)が全体の進行役をつとめます。こういうことをしたい、その場合はどのルールを使うのかな?どの能力値で判定するのかな?全てKPに聞いてみましょう。そして、それに従ってください。
シナリオの都合上、ルールブックに一般的な裁定として記されているものと違うルールを使ったり、そもそも判定が発生しなかったりということもよくあります。適当に思えるかもしれませんが、これはTRPGというゲームの柔軟性ゆえに発生するものです。
あなたが普通のルールでは処理しきれないような創意的な方法を思いついたとします。このとき、KPには新しい判定方法やルールを作り出してでもそれに応えられるだけの権限が与えられています。
そして、そのKPが無理と判断したものは、何があっても無理なのです。
これをやりたい、と思ったら、まずKPに提案してみましょう。なんでもKPに(一緒に遊んでいるPL,PCに影響することなら、もちろんその人にも)相談してみることです。どうすればいいかはKPが教えてくれます。
- KPに相談して、裁定を聞こう
ゲームを進めよう
TRPGをプレイする上で重要な行動を3つに絞りました。(合わせてルルブp.28,29「TRPGとは」の項も参照のこと)
行動宣言をしよう
ひとつめは行動宣言。「KP、○○をします」という発言のことです。
極論、この行動宣言さえしていればゲームを進められます。まずはここから始めましょう。
「○○しようかな~」「○○したらどうなりますか?」では、KPは答えようがないことが多いです(PCが今知っていること、調べて分かったことについてはKPが提示できますが、○○したらどうなるか?という予測については、PCに未来予知の能力でもない限り情報を出すことはできません。ただし、「こういう情報があったことを鑑みると、よくないことが起こるかもしれないよ」といったヒントをくれる場合も)。
考えて、行動した結果どうなるかを楽しむのがこのゲームです。喋って進めるゲームなので、黙って立ち止まるより、「〇〇します!」をどんどん使っていきましょう。
また行動宣言時は「どういった目的で」「何をするのか」を具体的に宣言しましょう。
たとえば、単に「言いくるめを振ります」だけではいったい何を言いくるめたいのかが分かりません。また、使う技能はKPが決定するので、どの技能を使うかまで宣言する必要はありません。よって、「どういう結果を得るために、どのように行動したい」というふうに宣言してみましょう。
たとえば、「この廃墟に人が住んでいる痕跡がないか探したい」ならば「目星を振ってください」と言われるかもしれませんし、「潜んでいる敵に見つからず安全に捜索できるか幸運を振ってください」ということになるかもしれません。「何のために、どういう行動をしたいか」をKPに伝え、KPはそれを受けてどんな判定が必要か、どんな結果になったかを裁定する、という行動の繰り返しでゲームが進んでいくのです。
相談しよう
ふたつめは相談。これはKPへの相談とPL同士の相談があります。
KPへの相談は提案や情報の確認など、いくつか種類があります。相談というか声掛けですね。「こういうことをしてもいいですか?」「こういうことを考えているんですが、やるとしたらどんな判定が必要になりますか?」「周囲の様子はどうなっていますか?」とにかく気になることは何でも聞きましょう。上の「裁定を聞こう」の項と被っていますが、要はそのくらいKPを使ってくださいということです。
また、「こういうことをしてみたいんですが、何か使えそうなものはありませんか?」といった相談もよいでしょう。細部の設定はKPにしか分からないことが多いですが、こういった相談ができると、その設定の中から使えそうなものをKPが拾ってくれる場合があります。
次に、複数人で遊ぶときはPL同士の相談が必要なのは言うまでもありません。探索は一緒に行うのか?手分けするのか?情報の共有は?シナリオクリアに向けて助け合うため、こちらも必要なことはなんでも話し合いましょう。「自分のPCはこういうことをしてみたいが、あなたはどうする?」と積極的に発言したほうが、全体としての方向性も定まりやすいです。p.30『プレイヤー間の協力』も合わせて参照のこと。
「NPCに接触するか否か、また会話が発生するならばその内容をどうするか」「あるNPC(や神話生物)に攻撃をしかけるか否か」等は特に、先にPLレベルで相談を行った方がよい内容です。何かに対して敵対的な行動、破壊的な行動、何らかのトリガーになりそうな行動(扉を開くなど)は特に注意して同意をとるのが無難です。
大前提として、TRPGの目的は、お互い協力しあって皆が楽しむことです。自他に危害を加えたり、PCの立場が不利になったりするようなピーキーなRPなどは、必ず相談して同意を取りましょう。
PvPなどが発生する場合はまた別途頑張ってください。
情報を整理しよう
みっつめは情報の整理。シナリオが進むと、次々と新たな情報が出てきます。新しい場所の描写がつらつらと並ぶ、日記を読む、判定の結果が出る、とにかく情報だらけです。共有メモなどを使い、出た情報は逐一整理してまとめていきましょう。1本道シナリオでも、3つ目の部屋あたりにくるともう1つ目のことが頭から抜け落ちていたりします。
出た情報は共有し、取りこぼしの無いようにまとめ、事件解決の方針を探りましょう。
- 「KP、○○します」と行動宣言しよう
- KPや一緒に遊んでいるPLに相談できるようになろう
- シナリオで出てきた情報を整理しよう
初心者ガイドまとめページで他のプレイガイドを読む
【クトゥルフ神話TRPG】私の探索者、なんでここで死ななきゃならなかったのか?PCの死のデザインを考える
CoCの死って本当に理不尽なの?
『探索者を殺すのは……死には何らかの意味があるべきである。探索者が気を失って倒れたら、即モンスターに食わせたりしないで、そこに横たわらせておくことだ。……探索者は安楽に守られた生活を送るべきではないが、彼らを気軽に殺すべきでもない。……死は自由な選択の結果としてもたらされるべきものだろう。』
『探索者の死は、……何らかの意味で仕方ないと思われるときまでは、起こらないほうが望ましいことである。愚かな行動や不注意な行動は、そう(=仕方ないと)思わせる1つの道である。幸運に頼りすぎるということもそうである。』p.156
『プレイヤーが探索者を失うのは次のような場合だろう。探索を急ぎすぎる、居合わせた人にちょっかいを出していじめる、証拠を無視する、ちゃんとした計画もバックアップもなしにカルティストの本部へ……』p.157
『暴力の規模を低く抑え、……探索者があくまでも死へ向かって突き進むことにこだわった場合、誠実なキーパーはあまり無理にそれに抵抗はしないだろう。……探索者を無理に戦闘に持ち込ませるようなキーパーは、最後にはプレイヤーのやる気をなくさせてしまうものである。』p.156
『逃げるのだ。探索者が生きていればまた戻ってくることもできる』『破局に至ってしまい、不気味な恐怖の存在が探索者一行を圧倒した場合には、逃げることが可能な者はシナリオのことは放り出して、逃げ出してしまうのがいいだろう。……探索者がもっと自信がついてうまく行動できるようになってから、また同じシナリオに挑戦してもいいのだ』p.32
『そのプレイで使命が達せられなかったとしても、またあとでチャンスがあるだろう。ゲームのポイントは使命を達成することではなく、あくまでもロールプレイにあるのである』p.30
『ゲームの世界では邪悪に抵抗するためにベストを尽くした探索者は、必ず尊敬を受けるということである。』p.52『 最後の運命』
『キーパーの役目は、プレイヤーのロールプレイングが報われるようにすることである。プレイヤーのこれまでの努力が正当化されるようにすることである。……死んでしまっている場合はなおさらである』p.147『シナリオの構成』
『キーパーは、……可能なかぎり探索者が死を回避する機会を……提供するよう努力したほうがよい。……探索者の確実な死を避けるために最大3回の機会をプレイヤーに与える』
最後に
*1:システムの思想としてKPにそのようなフェアさを期待していると解釈する
*2:その他関連する記述はp.156周辺など
*3:もちろん一番に想定されているのはキャンペーンの幕間の処理でしょうが、一時的にシナリオ探索を撤退してからの再開という選択肢も同様に想定されているであろうということ
*4:余談ですが、1920s INVESTIGATOR'S COMPANIONには『遺書を書く』という項目があります。探索者が事前に危険を冒す覚悟を固めるというゲームの流れが想定されていることの傍証になるかと思います。
*5:アレンジの是非についてここで詳しく議論はしませんがまずルールブックのp.144やp.156(6版)を見てください。シナリオはKPがアレンジする前提で書かれています
*6:もちろん、相手がそのような死を喜ぶことを知っているのであればその嗜好に応じてこのような演出をとることは問題ないでしょう
*7:救済を入れるだけに限らず、KPを単にシナリオを読み上げてダイスを振らせる機械にしてしまわないための、探索者たちのためのストーリーを柔軟にアレンジする役職とするためのKPの権能の強化
*8:むろん、死の局面に至るまでにはPLのプレイングが重要なのですから責任がKPだけにあるというわけではありません
*9:6版でもプレイの例の囲みを見ていると7版で想定されているような救済と同様KPが柔軟に処理をしている場面はあるのですが、きちんと明文化しなければならないと判断したのでしょう
【クトゥルフ神話TRPG】初心者ガイドまとめページ【記事まとめ】
3年ほど前に大勢の初心者(+経験者)が集まって遊び始めた卓で、CoCを連日プレイする中出てきたさまざまな疑問に対応するため初心者ガイドという記事をwikiに執筆していました。
- 版について特別な言及がない場合は6版システムを前提にしています。
- ルールブックp.◯◯参照、とだけ書いてあって何版かの言及がない場合は6版を参照してください。
- 「クローズド」「シティ」「秘匿」など基本ルールブックで定義されていない用語を使うことがあります。細かい定義が必要と思った場合は各記事内に記載してありますが、元々身内向けに書いていたこともあり不十分な部分があるかもしれません。
そもそもCoCをまだ始めてない人向けの記事
【無料版あり】クトゥルフ神話TRPGの始め方【ルールブックから使用ツールまで】
初心者PL向け記事
PL初心者ガイド導入編
【クトゥルフ神話TRPG】これだけできれば大丈夫、初心者プレイヤーの遊び方基本のキ
【TRPG】ロールプレイの方法は?コツってあるの?【初心者・苦手な人むけ】
ロールプレイ、そもそも何をすることなのか分からない、なんとなくやってみてはいるけど上手くできてない気がする、他の人と同じようにできなくてどうしよう……。そんなプレイヤー向けのHow to記事。
【クトゥルフ神話TRPG】おすすめ技能の振り方と目安【6・7版対応】
こちらは元記事に追加しようと思って結局書かなかったので完全新記事です。推奨技能をとるくらいならまあできるけど、他の技能ってどうしたらいいんだろう、どの技能をどれくらい取ればいいんだろう、「シティシナリオ」って使う技能が違うのかな、などなど技能の振り方がまだ定まっていないあなた向けの一例。
体調不良、遅刻、中断など、よくある基本的なトラブルに対する心構えのための記事。
PL初心者ガイドちょっと発展編
【TRPG】『情報を処理する』って、どうやってる?誰にでもできる3ステップ
【クトゥルフ神話TRPG】脱初心者のためのちょっと洗練されたPL発言
初心者KP向け記事
≫次回更新予定:シナリオの書き方中級編orトラブルシュートその1
KP初心者ガイド事前編
【クトゥルフ神話TRPG】KP初心者のあなたがまずやるべきこと
初心者KPとしていざセッションをするにあたり必要な事前準備を網羅。セッション前のチェックリストとして活用してください。
【クトゥルフ神話TRPG】無料&オンラインで読めるクトゥルフ神話の原作小説9作品【書籍紹介あり】
6版ルールブックp.145および7版p.15で遊ぶ前に読んでみるようおすすめされている作品など、クトゥルフ神話の原作小説のうち青空文庫で読めるラヴクラフト作品を紹介。書籍で読みたい人向けのシリーズ作品情報もあります。
【クトゥルフ神話TRPG】初心者KPがシナリオを選ぶときにチェックするべき6項目
これから遊ぶシナリオを選ぶ人向けに、初心者KPにも回しやすいシナリオを選び出すためのチェック項目について書きました。
【TRPG】既製のシナリオを効果的に読み込んで理解するための3つの方法
KP初心者ガイドプレイ中編
【クトゥルフ神話TRPG】KPに必要なプレイ中の心構え
KP初心者ガイドシナリオ編
【クトゥルフ神話TRPG】シナリオの作り方・初級編
すべて実例つきでシナリオの書き方を基本から丁寧に解説。
【クトゥルフ神話TRPG】「ルールブックに書かれてないルール」があることを知ってる?~あるいは楽しめない秘匿HOシナリオについて~
前置き
本文
「ルールブックに書かれていない」ルール
「当たり前のルール」の例……例、と書いたのは全てを網羅できている自信がないからだ。他にもこういう「当たり前のルール」があるぞという方は各々発信してほしい。
補:対戦ゲームにおける「当たり前のルール」
リア狂についての補足
さらにおまけの補足
『ルールは遊びをゲームに変える。ルールによって、各プレイヤーを含むすべての登場人物は公平に取り扱われることになり、勝利のチャンスが平等に与えられることになるのである。』6版p.57
*1:ここでいう協力ゲームはゲーム理論の用語ではなくボードゲームの説明において使われる協力ゲーム。対義語は対戦ゲームとする
*2:無論茶番であったり、事前にそのつもりがなくても成り行き上発生してしまうPvPもあるが、そうでない場合は協力ゲームという基本のルールがひっくり返ってしまうことになるので、ある種のハウスルールとして事前に告知するほうが賢明
*3:ただインセイン等においてもシナリオタイプを誤認させたうえでの騙し討ちといった話を聞くことはあり、シナリオの作りやGM側の運用次第でトラブルは発生しうる
*4:もしかすると公平でないほうが楽しいという人がいるかもしれないが、そういう嗜好だとわかっている親友と遊ぶのでもない限りそんなプレイヤーの存在を考慮するのは賢明ではない、とか書くほうがいいのかもしれない
*5:参加者は村人陣営と人狼陣営とに別れて戦う。特殊な役職で陣営が増えることもあるが基本はこの二陣営の対戦
*6:本当に全てかと言われると難しいがとりあえずパッと思い浮かぶ反例がないのでこの注釈だけつけておく。テストプレイなんてしてないよ系のハチャメチャパーティーゲームであれば、勝ちを投げて適当にプレイしはじめるプレイヤーが発生するような事態は当然想定されていると思う。そういう事態"も"想定されており、そうなっても楽しいようにデザインされているというだけで、ルール自体は全員が自分の勝利を目指して行動するという前提の上に作られているはずだ
【Phasmophobia】野良で英語しか通じない時の手抜き単語集【Steam】
Ghost room(ごーすと・るーむ)
Van(バン)
Freezing temperature(ふりーじんぐ・てんぱーちゃー)
Where?(うぇあ?)
EMF Level five(いーえむえふ・れべる・ふぁいぶ)
Basement, First floor, Second floor(べーすめんと、ふぁーすと・ふろあ、せかんど・ふろあ)
Right side, Left side(らいと・さいど、れふと、さいど)
I'll grab ○○.(あい・ぐらぶ・○○)
We got ○○ and ○○……right?(うぃ・ごっと・○○・あんど・○○……らいと?)
Dirty Water(だーてぃー・うぉーたー)
Crucifix(くるしふぃっくす)
Anybody dead?(えにばでぃ・でっど?)
Sanity Pills(さにてぃー・ぴる)
Ouija Board(ういじゃ・ぼーど)
Everyone, journal OK?(えぶりわん、じゃーなる・おーけー?)
【クトゥルフ神話TRPG】おすすめ技能の振り方と目安【6・7版対応】
推奨技能以外はいつも適当に取っちゃってる!推奨技能のないシナリオでどう技能とったらいいか分からなくて迷う!
まずは基本、ルルブのコラム
推奨技能をとる
推奨技能以外を選ぶ
どの技能を高く取り、どの技能をほどほどに取るべきか?
その前に、数字上の効率の話
極力高く振りたい技能
《応急手当》《医学》
《心理学》
《精神分析》
《組み付き》
《運転》
中程度(60~)でもよい技能
《目星》
《図書館》
50未満
ステータスや技能の組み合わせの考え方
汎用
舞台によって
シティ
アウトドア
戦闘
その他
〈ほかの言語〉でよく使われるのはどれ?
基本的に、ピンポイントで持っていなければ困る言語がある場合は推奨技能としてシナリオから指定があるはずです(指定がないとあまりに候補が多すぎるため)。
また、ほかの言語は専門家やプログラムの助けの手を借りやすい技能のため、「ないと困る」状況があまりありません(クローズドでは多少あるかもしれませんが、初期値が低く汎用性も低い、高技能値にするのはきわめてコストが高い技能のため、良心的なシナリオであれば普通強く要求されることはないです)。よって、そのような推奨技能がない場合に取るとすれば何語が役に立つか?という話をします。
魔導書を読む目的で使う場合「シナリオに必須ではないがあれば使えるかもしれない」レベルで出てくることが多いのはラテン語・英語です(探索者の母国語が日本語の場合)。さらに、多少頻度は落ちますがよく使われるメジャーな魔導書の言語としてアラビア語、ギリシャ語も候補に入るでしょう。個人的な印象としてそれ以外は五十歩百歩です。
魔導書以外の用途として敵の使う言語が理解できると話が早い場合がありますが、これはもう本当に時代と国次第で、シナリオによって自分で考えるしかありません。事前情報で明確に敵が分かっている場合に合わせてとるかもしれないという程度です。あまりサンプルがないのですが、1920年代アメリカのシナリオであればロシア語やドイツ語が使えることがあるという印象はあります。
ただ言語は本当に候補が多いので、推奨技能でないかぎりはそれなりに趣味的なチョイスが許される技能だと思います(使えるかどうかは別として)。
多少裏技的ではありますが、シナリオ作者はルールブックやキーパー・コンパニオンといった本の魔導書のデータを見てシナリオに使うものを選ぶことが多いです。よって、そのデータリスト(6版基本ルルブp.105~111など)を眺めて有名な魔導書の言語に使われている言語、出てくる頻度が多い言語をチョイスしてみる、あるいはピンポイントに「この魔導書が出てきたときに読めると嬉しい」なんてところから言語を選んでもよいと思います。
初心者ガイドまとめページで他のプレイガイドを読む
おわりに
*1:プレイングによって解決策を工夫できる度合いが少なく純粋な運勝負で結果が左右される
*2:個人的には特定の技能が「必須」と書いてあるシナリオの時点で信頼できるKPでない限り避けることにしています。「必須(つまりシナリオ進行上絶対に必要)」なのであればそもそもダイスを振らせてはいけないという原則を知らないシナリオはゲームバランスが怖いことが多いです
*3:4人であれば6~8割の実用ゾーンにある探索者が2人はほしいと思ってるので実質9割くらいを目指しているかも
*4:6版p.362の技能カテゴリーではなく、charasheet.vampire-blood.netさんのキャラクターシート内の分類に準じます。おそらくこちらのほうが馴染みのある人が多いと思うので
*5:正直推奨になければ気にしないことのほうが多い。推奨技能に三種の神器って書いてあるシナリオは個人的には黄色信号
*6:7版の場合他の対人技能を選択肢に入れてもよい
*7:火器の使えるシナリオに限る。また射程の概念を省いて戦闘を単純化するKPも多いが、ルール通りに射程の概念がある場合は必要度が上がる
*8:6版のp.41に書いてあるのもそういうことだと思う。純粋に数字上の話をしているというよりほんとに30とか40とかは大して使い物にならんよと言いたいだけかもしれないが
*9:ルールブックを読めば探索者が死にそうになった時機械的に殺してしまう必要はないと分かるのですが、死んだら困るのに殺してしまった……と落ち込んでいる人もよく見ますし気心知れたKP以外はPLの側で自衛できるようにしておくのが無難だと思います。CoCはマスタリングの難易度に対して慣れていないKPが多いです
*10:詳しくはルールブックp.55『医学』p.66『応急手当』p.116-119の一連の戦闘ダメージ関連項目を参照してください
*11:KPがお情けで精神分析(物理)を認めてくれる場合もありますが、ダメージもありますし普通に技能をとるのが無難だと思います
*12:p.66『精神分析』、p.150~165『正気度』を参照
*13:自動成功するアクションを除く
*14:ノックアウトは普通に殺す可能性があります、念のため
*15:《図書館》のようなサーチ技能ではないですよ、念のため。7版では場面を限って《図書館》と組み合わせて使われる場合もあるだろうとの記述がありますが、単体でサーチに使うものではないです
*16:おもに戦闘メインではないPCの自衛手段として